パクリ問題あなたならどうする? -真があって運の尽き-

百科事典全26巻読破のビブリオマニア・麻理の心の琴線に触れたセンス・オブ・ワンダー(コラム&日記)
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真があって運の尽き

パクリ問題あなたならどうする?

【カテゴリ:ネット一般のこと】 | |
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やりきれない。怒りがふつふつと沸いてくる。でも怒りのやり場がない。ネットで起こったある事件についてです。あなたのご意見をうかがいたいです。

サイコドクターぶらり旅」というブログがあります。管理人の風野春樹氏は精神科医で、1997年からサイト運営をされています。精神科医ならではの視点から精神医学をばっさり斬ったり、SFや映画など幅広い分野に鋭いコメントを掲載されるなどかなり人気のサイト様。私も大好きで毎日通っています。

は先月9月に起こりました。モーニングに連載されている『ブラックジャックによろしく』の中に、風野氏の運営されているサイトの文章にそっくりな文が出てきました。編集部からの連絡もなし、掲載紙にも引用の出典の記載もありません。その件について風野氏はこの件について記事を書きました。

すると2ちゃんねらがどっと押し寄せました。風野氏に賛同する人もいる一方、不愉快なコメントが次々に投稿されました。「気のせいじゃない?」「これが被害妄想の実例ですか」「こんなんでいちいちつっかかるなよ」……。

その後、風野氏はモーニング編集部に電話をしました。『ブラックジャックによろしく』の著者は勝手に風野氏の文章を使ったことを認め、今週号のモーニングにはお詫びの文章も掲載されていました。

さて、あの汚らしいコメントを書いていった人たちはどうしたのでしょうか。「自分が悪かった。間違っていた」と書きに来たでしょうか。それがぜーんぜん謝罪に現れないんですよ。この人たちは自分の事を恥じたりしないんでしょうか。しないんでしょうね。通りすがりに罵倒していくような卑怯者だから。

私は2ちゃんねらの心意気に拍手を送りたくなるときもありますが、こんなのも2ちゃんねらだと思うと情けない気持ちでいっぱいになります。

一読者としてできることは、せいぜい応援のコメントを書き込むぐらいしかありません。でも管理人としての経験から言うと、どれだけたくさんのポジティブなメールやコメントをいただいても、たった1通の心を切り裂くメールが来ただけで1日真っ暗になってしまうのです。

「自分は大手サイトじゃないから」と思っているあなた、実は人ごとではありませんよ。例えば話題になっているエイベックスの「のまネコ盗用問題」。あれは2ちゃんねるという巨大掲示板のキャラクタで関わっている人が多いから、ネットの世論が動いたのです。1人対エイベックスだったら勝ち目はありません。

想像してみてください。小さなブログを運営しているあなた。ある日あなたのブログの文章が大手出版社から出ている本にそっくり盗用されてしまいます。あなたは「私の文章なのに」と抗議の記事を書きます。しかしコラム欄には「お前こそパクリだ」「被害妄想だ」「こんなブログやめろ」の罵声が溢れます。

結局出版社からは何の謝罪もなく、あなたは盗用者のレッテルを貼られてしまう。心ないコメントに心がズタズタになり、更新する気力も沸かず、やがてブログは閉鎖……。

正義はどこにあるのか。声が大きい、または人数が多い方が勝ちなんでしょうか? とりあえず風野氏のコメント欄を汚した人は平謝りしてきた方がいいですよ。【麻理】

今日のサイト


下ごしらえの大切さ。 - 続ドクバリニッキ

「なぜ、アクセス数が伸びないのか」をばっさり。文章を書くって大変なことだ。ネットの文章だからって過小評価するべきではない。

初出:2005年 10月 9日

再掲載:2013年11月12日

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