天才数学者(2)-ガロア- -真があって運の尽き-

百科事典全26巻読破のビブリオマニア・麻理の心の琴線に触れたセンス・オブ・ワンダー(コラム&日記)
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真があって運の尽き

天才数学者(2)-ガロア-

【カテゴリ:センス・オブ・ワンダー】 | |
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翌日死ぬと分かった時、あなたらなら何をしますか? エバリスト・ガロアは親友に長い長い手紙を書きました。

1811年にパリ郊外で生まれたガロア。天才的な数学の才能を持っていましたが、政治闘争に関わり投獄。仮出所中に決闘するはめに陥りました。原因は恋愛関係のもつれと言われています。結構イケメンですもんね。その時ガロアは20歳。

決闘の前日、ガロアは親友に向けて数学の論文を13時間書き続けました。そして翌日、決闘で25歩を歩いたのちピストルで腹を撃ち抜かれ、5ヶ月後に亡くなりました。

ガロアは同じ天才数学者・ラマヌジャンと違って、才能を認めてくれる師に恵まれませんでした。17歳の時の論文をフランスの数学者コーシーに送ったものの、コーシーは高校生の論文だとみくびって捨ててしまったと言われています。

また彼の頭脳を教師が理解できなかったために、何度も試験に落ちています。しかしガロアの論文の骨子『ガロア理論』は「群」の理論と言われ、現代の数学・理論物理学の発展に大きく貢献しました。

明日死ぬ。震えがくるほど恐ろしい事実です。ガロア自身も弟のアルフレッドに「泣くな。ボクだって二十歳で死ぬのは勇気がいるんだよ」と言っています。

しかし普通の人が80年生きるとして、残せるものはいったいなんでしょう。せいぜい自分のDNAの一部を子孫に託すぐらいしかできません。

若くして亡くなったガロアですが、彼の理論は今後数百年・数千年も生き続けるでしょう。銃弾に倒れ命の炎が消えつつある時、彼は不老不死の理論を夢見たのでしょうか。【麻理】

参考サイト


Evariste Galois
Évariste Galois - Wikipedia, the free encyclopedia

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今日のサイト


「100年前に撮影されたカラー写真」(リンク切れ)

なんと美しく驚異に満ちた写真でしょう。後から色を付けたものではなく、3色分解したフィルムを重ねた手法。

初出:2005年 1月 7日

再掲載:2013年05月10日

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